愛と誠

2002年2月26日
その日私は夢見が悪かった
原因は読んでいた小説「ふたりのジョー」(梶原一騎の遺稿原案「あしたのジョー2」的に考えられていたもの文春ネスコから発売中)が悪かったのか、物凄く追い詰められた夢を見た
夢の内容はいたってバカバカしいのだが、とにかく私は宇宙人に追われ、生き延びる為に泣き乍ら子供を撲殺しようとし(でも一発も当らない)助けを求めた宮内洋は変身してくれない;決着を着ける為に何故かパチンコ勝負をしたが換金所のオバチャンが難くせつけてナカナカお金を渡してくれない;(なんだか私は大爆発したらしく換金したら16万100円だった←100円てなんだ???)
そんなところで目が醒めた(個々のエピソードには思い当たるフシがあるのだがどうよこの夢!?)
とにかく追い詰められた夢だった(「ふたりのジョー」は決してこんなお話ではありません;念のため)
その後すっかり眠れなくなり(ものの2時間くらいウトウトしただけだったのに!その2時間の間にこんな夢を------トホホ)ボンヤリと飯を食いひとしきり千堂を描きまくっていつものように接骨院へ行った----------
-------ら!アホウなことに時間を間違えて午前中の診療時間を過ぎていた-----バカめ!!と散々先生に罵られ(何故そこまで----怒)仕方が無いのでその辺をウロウロ-------そして「あ!古本屋に一歩あるかな?千堂のとこだけ買っちゃおうかなv」と思い古本屋へ

------ないじゃん!全然ないよ一歩!ついこの間まで結構あったのに!私のような奴がいるのか??
しょんぼりとまだ揃えていないコナン君の続きを手に取り、文庫本のコーナーへ行って

--------つい手に取っちゃいました「愛と誠」!!

3〜4巻がなかったのでとりあえず1〜2巻だけ〜〜〜

で、読んだんだけど、気になる!!!!!凄く続きが気になる!!!!!
岩清水カッコイイ!!こんなにハンサムだったんだね岩清水クン!!こんなヒドイ男(ってゆーか姑息です;)だったんだね誠!!(こう思った時点で製作側の思うツボ----私単純ですね;)
やっぱり「君の為なら死ねる!!」はイイ!!!誠よりなんだか全然カッコイイよ岩清水!!(でも千堂の方が100万倍カッコイイけどな←バカめ!!)
いや〜〜、時代が古いせいで至る所に笑いが込み上げてくるんですが、当時を思えばこれがフツーの少年マンガだったんだよねえ----ってさ!2人の年令を初めてキチンと認識しました!!
誠17歳高校1年生(ダブリ)愛ア〜ンド岩清水15歳中学3年生--------ええ???

ちゅうさん(10倍角)ですか!!!????中坊ですか??

中坊で「君の為なら死ねる」んですか岩清水クン!!!凄い!やっぱアンタ凄いよ!!
もうちっとも話の内容が頭に残ってないので何もかもが新鮮だ「愛と誠」!!
「フーテン・タイガー」のネーミングが絶妙だ!(フーテンてアンタ………寅さん以外で耳(?)にするとは思いもよらなかったっす!)
それてにしても誠の逆恨みっぷりがたまらんよ!マジにこんな逆恨みだったとは考えてもいませんでした
要約すると、初めてスキーをやった愛は大人でも入ってはいけないとされる危険な「魔のスロープ」(コースではないこれは只の山です)に迷い込み、スキー小屋の子で正義感旺盛な誠に助けられます。その時誠は眉間に大きな傷を負うのですが、金持ちの娘だから愛を助けたと思われるのがイヤで、そのことを愛にも口止めし、愛も白馬の王子様との約束なので一切を話しません。その後愛の家は縁起が悪いと別荘を手放し、数年後同じ蓼科と言う場所で誠と再会。しかし誠は地元でも「フーテン・タイガー」と呼ばれる立派なロクデナシに成長。傷が残った事で不良になってしまったと思った愛は罪悪感と、誠を立ち直らせようと言う思いから少年院送りになりそうな誠を父の力で放免してもらい生活の援助をします。でもそんな愛と早乙女家を誠は食い物にしようと画策。あまりのことに愛が問いただすと誠は自分の人生は全て愛を助けた事から始まったとその怒りをぶつけます。傷を負ったせいで変わった誠の人生とは?
愛を救った後自宅に戻った誠は破傷風(雪山で?しかもいきなり!それは怪我のせいではないのでは……;)にかかり、医者の誤診からその闘病生活は8ヶ月間に渡ります。(脳みそやられなかったのがフシギ!というツッコミは今はおいといて)原因が分らないまま寝込み続ける息子の前で、両親はお互いに責任を擦りあい歪みあうようになり、誠も本当のことを言って両親が早乙女家に慰謝料を請求しに行ったりしたら男のメンツ(9歳だろあんた!)がすたるとウソをつき通します。亀裂の入った両親の仲、それでも自分のやった事には意味があると思いたかった誠は元気に遊ぶ愛の姿を一目見ようと長期の休みには別荘を訪ねますがもうそこに愛が来る事は2度と無く、ここで誠はブルジョワの身勝手さを思い知ります。長期間に渡って闘病したせいで留年した誠は、傷の意味も無くなった上、怪我の原因が木の根っこにぶつけたと言い張ったために周りからからかわれ続け、自棄になってケンカに明け暮れます(ってだから9歳だろアンタ)そして「フーテン・タイガー」と異名を取るようになり、中3の時スキー小屋でデカいツラして泊まり込んでいた東京の「グレン隊」←ポイント(笑)をボコにした仕返しにスキー小屋に放火され、怒ったオーナーに両親は解雇&離婚+誠を捨てそれぞれ蒸発。その後親戚の家に引き取られますがすぐに高校を退学処分になり、オラオラと暴力第一主義になって暴れていたところで愛と再会-------てなわけで、

どう見ても逆恨みだろう誠????
「自分しか信じない男になった」って、アンタ最初から両親すら信用してないじゃん(笑)
まあ恩人がいるのに早々に別荘を売っぱらっちまった親に何もアクション起こさなかった愛も愛なんだが、見たとこ愛の両親は(特にママ)速断即決で次の日には売っちゃったんじゃないかと

そんな2人+1人のこれからの行方やいかに??
------って、最後は覚えてるんだ(笑)
そこに至までの2人の男前な闘いっぷりを楽しみに続きを買いに行こうっと!
それにしてもながやす巧上手いよなあ
「愛と誠」はこの人が24歳の時に描き始めた作品なんだけどやたら上手いよ!憎いくらい上手い
しかもカラーが上手い!羨ましい!いや、恨めしいと言った方が正しいか?(笑)

そして一歩は定価で買って帰った私がいるといいます(やっぱりバカです)

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